募集要項
募集要項

2021 日本倫理・哲学グランプリ 課題

次の4つの課題文のうちから1つを選択し、「哲学エッセイを書くにあたって」を参考にしつつ、エッセイを書きなさい。

課題文

1

最も大きな問題に関して十全に優雅に、豊かな魅力的な文体で述べることができるものが完全な哲学だと、私はつねに考えてきた。
キケロ『トゥスクルム荘対談集』

2

私は、自分が身体をもたず、世界というものも存在せず、私のいる場所というのもない、と仮想することはできるが、だからといって、私が存在しない、とは仮想することができず、それどころか反対に、私が他の者の真理性を疑おうと考えること自体から、きわめて明証的に、きわめて確実に、私が存在するということが帰結する。逆にまた、もし私がただ考えることだけをやめたとしたら、たとえそれまで私が想像したすべての他のものが真であったとしても、だからといって私がその間存在していた、と信じるべきどんな理由もない。
ルネ・デカルト『方法序説』

3

人が信じているものとは、自分がそれに依拠して行為する用意のある命題である。
C. S. パース『連続性の哲学』

4

倉廩みちてすなわち礼節を知り、衣食たりて則ち栄辱を知る。
『菅子』

哲学エッセイを書くにあたって

哲学エッセイは、学校でよく課題に出るいわゆる「生活作文」(生活の中で体験したことについて自分が感じたこと、考えたことを書くもの)ではありません。そうではなく、ある問題やテーマに関して、自分なりに問いを立て、様々な角度から考察し、筋道立てて書くものです。評価のさいには以下のような点が重視されます。

  • 選んだ課題文に含まれるテーマや問題とどれくらい向き合っているか。
  • そのテーマや問題についてどれくらい深く考え、理解しているか。
  • 自ら問いを設定し、それに答えるべく論じ、結論を出しているか。
  • 主張や意見を述べるさい、なぜそう言えるのか、明確な理由を挙げているか。
  • 具体的で分かりやすく、説得力のある首尾一貫した論述になっているか。
  • 反対の立場も検討しつつ、自分の立場をはっきりさせて論じているか。
  • 自分なりの論点や考えを含んだ個性的なエッセイになっているか。

こんなことを言われても、実際にはどうすればいいのか分からないかもしれませんし、これらのポイントをすべて満たすなんて無理でしょう。でも、書きながら迷い、悩んでください。それでもチャレンジするのが大事です。

応募規定

応募規定詳細

  • 対象:中学生・高校生
  • 文字数:4000字程度
    パソコンで作成の場合:A4用紙縦
    手書き作成の場合:400字詰原稿用紙10枚程度
  • 論文は1人1編とし、作品は未発表のものに限ります。
  • 論文は、原則としてお返しできません。
手書き作成の場合、論文の1枚目に必ず個人応募票を添付し、ホチキスで止めて下さい。
個人応募票が添付されていないものは無効となりますのでご留意下さい。
個人応募票は、こちらからダウンロード出来ます。
万一、ダウンロードが出来ない場合は日本倫理哲学グランプリ事務局までメールでご請求下さい。
個人応募票をダウンロード

個人応募票・記入内容 (応募フォームから送る場合、個人応募票貼付の必要はありません)

1 選んだ課題の記号
2 氏名
3 住所と電話番号
4 メールアドレス
5 学校名と学年
6 学校住所と電話番号
7 英語による国際大会参加の希望の有無
備考欄には倫理や哲学に興味を持ったきっかけや今の関心、IPOをどのようにして知ったか、
この国内選考にあたっての意気込み、なども書き添えて下さい。

発表

2021年9月末に応募を締め切り、11月に結果を発表いたします。選考結果は参加者宛に通知する他、本ホームページ上でも公表します。

選考委員

国際哲学オリンピック日本組織委員に加え、東京大学ほか倫理・哲学専攻教員で編成

金賞(1名)
賞状、副賞 (図書カード1万円)

銀賞(3名)
賞状、副賞 (図書カード5千円)

銅賞(5名)
賞状、副賞 (図書カード3千円)

奨励賞 (※全応募数の5%を目安)
賞状、副賞 (図書カード2千円)
日本倫理・哲学グランプリの入賞者は来年2021年5月に開催予定の国際哲学オリンピックの選考会(2021年2月実施)に参加することができます。選考会でグランプリ、準グランプリを受賞した上位2名が国際大会に出場できます。
Page Top